ダイエットにおける水分
今日はダイエットにおける水分摂取の重要性について。
ダイエットには水分を!というのはもう常識で、
たくさんの美意識高めダイエッターが水分を多くとることを実践していると思います。
でもなんで水分がいいの???
どんな種類がいいの???
それが分かっているかだけでも違いますよね 🙂
人の体の約60~70%は水分だと言われています。
これは何となく聞いたことあるかな?
この水分は体内への栄養分の運搬、老廃物の排泄、体温調節などそのさまざまな働きのために必要で、
それ以外にも血液や細胞間にも存在しています。
排泄や発汗により体内の水分が失われれば、それを補わなければならないです。
ちなみに、体内の水分には塩分が溶けています。
その塩分は食べ物から補給していますが、濃度を正常範囲で一定に保つことが生命を維持するのに必要になります。
血液から水分だけが出てしまうと塩分濃度の高い、ドロドロっとした血液になります。
そうなると血流も悪くなり、血管が詰まりやすく心臓にも負担をかけることになってしまう。
そうならないためにも、濃度を一定に保つために一定量の水分が必要なのです。
以前に 浮腫みについて 書きました。
塩分濃度を保つため、身体が沢山の水分を保有することで浮腫みという現象が起こります。
水を飲みすぎて浮腫むから嫌だって人。
単に塩分の摂りすぎで、身体がそれを中和するために身体に水分を保有するので、実は必要なことなのです。
浮腫むのが嫌なら水分を摂らないではなく、減塩を心がけましょう。
そして、腎臓。
腎臓は身体の毒素を排出する働きをしていますが、きちんと働かせるためには定期的に水分を補給しなくてはいけません。
腎臓はデトックスという働きをしている臓器ですね。
詳しい腎臓についての働きは以前、摂取カロリーとプチ薬膳で書いたのでこちらへ。
ダイエットに水が必要なのは、、、代謝に必要だから!!
代謝とは「必要なものを取り込み、要らないものを排出する作業」のこと。
- 消化吸収
- 細胞の生まれ変わり
- 脂肪燃焼を含むエネルギー発生
- 血行
など、 体内におけるさまざまな化学反応を指します。
消化吸収やエネルギー発生は、加水分解といって水に頼って行われています。
脂肪燃焼は細胞のミトコンドリアで行われますが、脂肪や老廃物を運搬できるのは水が細胞内外に豊富に含まれ媒体になっているから。
また、栄養素(糖や脂肪)や酸素や老廃物を運ぶ役割をしているのが血液です。
そして各ホルモンを分泌している場所からホルモンを全身に送るのが水分。
女性に必要な女性ホルモンも卵巣から水分によって全身に運ばれます。
食事の摂取量が減ったり、過度な糖質制限や炭水化物カットすると身体から水分が抜けます。
そのせいで万年脱水状態になる。これが生理不順をおこす一つの理由だったりもします。(ほかにも自律神経の乱れとかもありますが)
ダイエットや美容を望んでいる人に水の摂取が勧められているのは、水が身体機能を健やかに保つ上で重要だからであり、水が足りない状態ではせっかくのダイエットが上手くいかなくなってしまうからです。
摂取量の目安
成人一人が1日に必要とされる水分量は2,000~2,500mlと言われています。
このうち飲料水として摂取されるのは大体800~1,300ml。
尿として排出されるのは1,000~1,500mlになります。
寝ている間は知らない間に汗をかいているので、朝一のコップ1杯のお水は重要です。
私は起きてすぐにマグカップ一杯の白湯を飲んでストレッチ。
何を飲めばいいの?
コーヒーを一日中飲んでいます。これも水分だよね?
これは✖です。
カフェインは強すぎる利尿作用から尿を輩出させすぎてしまいます。
腎臓の血管を拡張する働きにより血流量が増加、腎臓の血液ろ過の働きを促して尿の生成が増えてしまうという現象が体の中で起こります。
コーヒーは暑い国の飲み物だから体温を下げると言われています。
利尿作用により水分を輩出させ、体温を下げることからそう言われます。
水分として摂取するのが✖なだけで、嗜好品、楽しみとして一日1,2杯飲むのは私はいいと思います。
紅茶もカフェインが含まれます。
紅茶はシュウ酸が含まれていますので、尿路結石や腎結石の原因となりますので、これも飲みすぎ注意です。
水分のオススメはノンカフェインの
麦茶、はと麦茶、ルイボスティーなどのハーブティー。
麦茶は特に夏の水分補給に手ごろでいいですね。
ハーブティーがなんだか馴染みがないわって人。
ルイボスティーもハーブティーです。
色々ブレンドされて、各効能に合わせた商品が出ていますので、if-plantハーブティー こちらを見てください。
浮腫みが気になるときは体内に滞った水分を排出させるために、ノンカフェインで利尿作用のある飲み物を摂りましょう。
塩分の過剰摂取による浮腫みの場合は、体内の塩分を調整し水分量をコントロールする働きのある「カリウム」を豊富に含んだ飲み物がおすすめです。
ルイボスティー、ジンジャーティー、はと麦茶、黒豆茶、ヨモギ茶などがオススメ。
飲み方は常温?それともホット?アイスは身体に悪い?
など迷うかもしれません。
やはりホットか常温で飲みましょう。
冷たい飲み物は、水分の排出をつかさどる腎臓をはじめ、内臓の負担になりますので注意してください。
その時間のがぶ飲みではなく、一日通して飲んでいくのが望ましいです。
私は一日分のお茶を淹れて保温ポットに移し、ポットをテーブルに置いて常に飲んでいます。
起床後や就寝前、入浴後、運動時などは水分が不足しがちになるので、水分補給の習慣をつけるといいです。
アルコール摂取時なども水分を奪われますので、水を飲むのを忘れずに。
冷えやお腹の調子が気になる人は、そのときの状況に合わせて水を白湯にしたり、生姜湯や入浴で体を温めましょう。
ダイエットでは、控えたりするものが多いですが、水分補給は別です。
ダイエットに適した代謝のよい体作りには水分摂取も大事です 🙂